【台湾華語】独学でも「現地で通じた」発音学習法~後半~

台湾華語

とにかく発音が大事、その中でも声調は絶対と言われる中国語・台湾華語で、

独学でも何とか《現地のご飯屋さんで簡単な注文・お会計をする》程度にはなった私の一例が、何か少しでも参考になればいいなと思って書いた記事《後半》です。

ここでは、文章の発音発音記号など、「現地で使える」を目標学習初期に取り組んだ学習法をまとめました。

\《前半》声調・母音・子音・単語の学習など/
\初期にやった学習の流れ/

入り口に立つ【Duolingo】
声調
母音・子音
単語の発音

文の発音【SuperChinese】






発音のネイティヴチェック
発音記号の復習

【SuperChinese】文の発音練習

問題演習(クイズ)のみのDuolingoでは、わからない文法が多くなってきたため、文法の基礎学習を含むアプリ「SuperChinese」を始めました。

SuperChineseは以下の2点で、発音練習によいと感じています。

SuperChineseが発音練習に使えるポイント
  • ①発音問題では、自分の発音した音声を聞くことができる
    → お手本と自分の発音を聞き比べられる
  • ②自分の発音に点数がつく
    → 点数の低い発音をピンポイントで練習できる

(SuperChineseは繁体字に対応していますが、語彙は中国語、発音記号はピンインのみです)

★赤点の発音をピンポイントで練習する

発音問題で判定が×だった単語は、母音と子音に分けて発音練習をしました。

例えば「學生」であれば、

〔x(ㄒ)〕 と 〔ué(ㄩㄝˊ)〕

〔sh(ㄕ)〕  〔eng(ㄥ)〕

のように、それぞれ練習してから、ひとつの単語として発音すると、判定が○になることが多いです。

※個人的に、SuperChineseの発音の採点は、子音・母音には厳しいけれど、声調は間違えててもOKになることがあると感じます。

発音練習にはYoyo Chineseの「Interactive Pinyin Chart」を使用しました。

台湾華語学習でSuperChineseを使う際の留意点として、先述の通り、SuperChineseでは中国の語彙が扱われている点が挙げられます。

例えば、「出租車」(中)と「計程車」(台)、「地鐵」(中)と「捷運」(台)といった違いがあります。

私は個人的に、言語のdiversityやvarietyといった分野に興味があり、今は台湾で話される言語を学びたいと思っているので、違いを意識して学習しています。

★音声入力してみる

スマホの音声入力で、自分の発音が正しく聞き取られるかの確認もよくやっていました。

間違って聞き取られた単語の発音を調べて、自分の発音がどう間違っていそうか確認するのに役立ちました。

ネイティヴ講師に発音を確認してもらう

数か月学習を続けたところで、「今の発音のまま練習を積み重ねてもいいのか?」と不安になったため、

一度、台湾人講師のオンラインレッスンで発音を聞いてもらい、最初からやり直さねければいけないほど大きな問題はないことを確認しました。

発音記号を再確認

発音記号は「ピンイン」「注音符号」のどちらも平行して学習しました。

間違った発音で覚えてしまわないよう発音記号も今一度確認しました。

発音記号の読み方

ピンイン・注音どちらも基本は表記通りの発音ですが、一部表記と異なる発音があります

  • 例1)表記:「ㄧㄢ(ian(yan))」
    → 発音:「ㄢ(ian(yan)」は日本語の「エン」に近い音
  • 例2)表記:「ju」「qu」「xu」
    → 発音:「jü」「qü」「xü」
    など(一例)

まずPAPAGO遊学村の「ゼロから学ぶ注音符号」でピンイン・注音を照らし合わせながら、発音を復習しました。

ピンイン×注音符号の音節表を活用

発音練習するときは、PAPAGO遊学村の「音節表」を開いて、確認しながら練習するようにしました。

この「音節表」は、ピンインと注音のどちらも表記があり、さらに表に読み替えの規則xの後はuがüになるなど)が書き込まれているのでとても助かりました。

画像引用元:下記サイト中の「音節表」よりアクセス、スクリーンショットを一部抜粋。“台湾華語の教材_発音”. PAPAGO遊学村. (https://papago-taiwan.com/chineselearning/teachingmaterial/pronunciation2/), (アクセス日:2025年2月13日)

フルで見たい方は、以下のページの「音節表」からご覧ください。

必要最低限であれば、独学でも“通じる台湾華語”が身に付いた

この記事では、《現地のご飯屋さんで簡単な注文・お会計をする》程度ではありますが、独学でも「現地で通じる」台湾華語になったという一個人の経験をシェアさせていただきました。

流暢さを求めればもっと訓練が必要ですし、実際、語学レッスンでは発音の修正が入りますし、まだまだゆっくりしか話せません。

ですが、私の学習方法と到達ラインのお話が、独学で学習を続けている方や、対人レッスンを受ける予定のない方にとって、少しでも参考になりましたら幸いです。

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