大混乱の海外引越を終え、なんとか始まった台北生活。
わが家は夫が先に台湾に渡り賃貸を契約し、私が台湾に行く頃にちょうど入居できる流れとなりました。
夫が先に渡航 | |
夫の渡航後に物件の内見・契約(夫はホテル滞在) | |
私の渡航時に入居開始 |
台湾では家具家電付きの賃貸が一般的なため、すぐに生活をスタートすることができました。
ただ船便・航空便が届くまでに必要な日用品は購入する必要があります。
また日本のように入居前に業者クリーニングが入る慣習がないようで、住み始めてから自分自身でメンテナンスが必要なところがたくさんありました。
はじめの1か月、「まず暮らしを整えるため」にやったことをまとめてみました。
①:日用品の購入
家具家電は備え付けですが、船便・航空便の到着までに必要な日用品などは現地で調達する必要がありました。
台湾には無印良品やドンキなど、日系の店舗も多くあり便利です。
引越直後は引越準備と移動の疲れでしばらくは満身創痍でした。そんな中で、見慣れたパッケージが多いというだけでも買い物の負担が軽減され助かりました。
日本からの輸入・日本ブランドであることから、正直買うのをためらってしまう価格もあります。ですが、中文のパッケージを全て調べる手間や、思っていたのと違ったという失敗などを避けるためにも、最初は日本製品でそろえてよかったと思います。
購入品リスト
化粧品類や洗面用具などの必需品は日本から持って行っていたので、追加購入は最低限にとどめるようにしました。
生活用品
消耗品
食品
小型家電
その他
ちなみに耐熱マグカップは必需品ではないのですが、毎朝あたたかいドリンクを飲むというルーティーンを崩さないためにすぐに購入しました。
購入場所
ニトリ/IKEA
生活用品の大部分を「ニトリ(宜得利家居)」か「IKEA(宜家家居)」で購入しました。
台北市内のショッピングセンター「微風南京」にどちらもあるので、比較検討してまとめて購入できて便利でした。
無印良品
日本と同じように、カレーやパスタソースを防災食として購入しました。
DAISO
台湾の「DAISO(大創百貨)」は49元(約240円(6月11日 午前3:01 UTC))が基本価格になっています。
整理整頓アイテムなどを購入しました。
ドラッグストア/ドン・キホーテ
ドラッグストアの「日藥本舖」と「POYA寶雅」は日本製品を多く目にしました。
同じく「DON DON DONKI TAIWAN」では、日本の生活用品に加え、日本食も購入することができます。
家樂福
ドライヤーと食品、一部消耗品を購入しました。
台湾でメジャーなスーパーマーケットの「家樂福Carrefour(カルフール)」の大型店舗には、食料品だけでなく、家電、日用雑貨類全般、文房具などが取りそろえられていました。
②:部屋・家電の清掃
台北での家探しでは、気候によるカビや、家具家電付きという初めての経験に不安を感じていました。今回ご縁のあった物件は、部屋、水回り、備え付けの家具家電もとてもきれいで、契約できた日にすごく安心したことを覚えています。
ところが到着から数日後、少し落ち着いたので、掃除しようとしたところ・・・
?
これって、業者クリーニング入ってないのかな・・・?
え、ここは清掃の対象外なのか・・・
という場所がいくつもありました。
というのも、台湾の賃貸は新しく入居する際に必ずしも業者クリーニングが入るわけではないようです。123それを知らなかったため心づもりをしておらず、なかなかにびっくり、ショックを受けてしまいました・・・。
でもそういった慣習とわかれば、自分で掃除するか、業者さんにお願いするかのどちらかです。お手入れをした箇所を挙げていきます。
②-1:キッチン周り
キッチンの引き出しを開けてみると、奥に保存容器のフタや乾いた米粒が・・・?
これくらいはご愛嬌だと思い、万能クリーナーで掃除しました。
②-2:洗濯機の洗濯槽・フィルター
洗濯機はまず使用前に洗濯槽クリーナーを使いました。
また乾燥フィルターの奥にほこりが詰まっていたので、ブラシを買って掃き出しました。
②-3:排水溝
今回の家は洗面所もシャワールームも、排水溝にゴミ受けがありません。排水管の造りが不明ですが、髪の毛などのごみが全てそのまま流れるということなので、すぐにパイプ洗浄しました。
また洗面所の排水溝にビニールゴミが引っかかっていたのでこちらも清掃。
②-4:食洗機
食洗機を開くと内部はきれいで、においもありませんでした。が、フィルターを見るととんでもなく汚れていました・・・
他の洗剤とちがい、食洗機本体の洗剤はスーパーやドラッグストアを点々としましたが見つからなかったため、ネットで購入しました。
ビルトイン型食洗機を使うのが初めてだったこともあり、どれが食洗機のクリーナーかわからず相当苦労したので、調べて買ったものをメモしておきます。
②-5:お風呂場の換気扇
お風呂場の換気扇もホコリでとんでもないことになっていました。お風呂場の換気扇につくホコリは湿気を吸ってかなり落ちにくいのですが、これも万能クリーナーを裏から吹きかけると勝手にペラリと剥がれました。
ここまでの掃除を通して、次回引越しの機会があった際には、入居開始日にクリーニング業者さんにお願いするのが精神的にも肉体的にもよいかも・・・と思っています。
③:浄水フィルターの交換
ビルトイン型浄水器がついていて、フィルターは初回のみ無料交換でした。
入居から約2週間後、現地の業者さんが来てくださり使えるようになりました。
④:エアコンのクリーニング
今回は管理会社を通じて手配しました。
ネットで調べると、管理会社に提示された金額の半額程度の業者もありました。ですが、異国の地に来たばかりで業者選定する自信がなかったため、管理会社経由でお願いすることにしました。(ちなみに家族は“できれば自分で手配して欲しい派”でしたが、初回のリスクヘッジのため!とお願いしました)
次回は管理会社経由?自分で手配?
個人的に、日本にいても清掃業者を選ぶのは簡単ではないと感じていました。今回、管理会社経由で依頼してみて、よい点と気になる点それぞれありましたが、手間・リスクを踏まえると、管理会社経由は安心感がありました。
今回は
という感じでした。
ただし、個人で依頼すれば料金が抑えられそうなので、中文がもう少し話せるようになっていれば、自分で調べて手配にチャレンジしてみたいと思っています。
エアコンクリーニングで気になった点
①作業後の清掃はほどほど
エアコンの部品を洗ったり、排水を捨てるのにシャワールームを使います。(これは日本と同じ)
作業後は、最低限はきれいにしていただきましたが、わりと汚れが残っていたのでこれはご愛嬌かなと思いました。
②養生がない
エアコンからの排水をバケツに流すためのビニールは取り付けていましたが、周辺の養生はありませんでした。
事前に、玄関マット・布張りのダイニングイスは移動できましたが、ダイニングテーブルが重すぎて移動できませんでした。結果、汚れた排水が、白い壁・床・ダイニングテーブルの上(!)にダイレクトに飛び散ることとなりました。
エアコン周辺の汚れてほしくないものは、自己責任で移動・養生しておくのがよいです。
⑤除湿器の交換
据え置きの除湿器のフィルターを掃除しようと開いたところ、ほこりがビッッッシリ・・・内部にはカビらしき黒い汚れ・・・ これにもかなり面食らいました・・・
こちらは管理会社に相談したところ、大家さんが新しい除湿器を購入していただけました。
さいごに:異国の住まいを整える
台湾の賃貸では家具・家電付きの物件が一般的なため、渡航してすぐに自宅で不便なく過ごせるのは大きなメリットだと感じています。
ただ、何年前に購入したのか、前の住人がどのように使っていたか、どのレベルの清掃がされたかは伺いしれず・・・
途中心が折れそうになることもありましたが、なんとか1か月かけて住まいを整えることができました。
ここからはがんばって整えた部屋を、「我が家」として落ち着いて過ごせることを願います◎
これから梅雨になるので、次は虫・カビ対策にも余念がありません・・・
参考資料
- 出典:“台北生活は清掃会社さん無しではやっていけない”. マイシェン埋線と小デブと台湾と. https://rainyqueen.blog/housecleaning, (アクセス日:2024年6月4日) ↩︎
- 出典:“引っ越し、やっと終わりましたー!”. 心跳台湾. http://www.yaephone.com/xintiao/429, (アクセス日:2024年6月4日) ↩︎
- 出典:“台湾国内で引っ越し!入居前に掃除は必須?”. みみの台湾ライフ. https://ameblo.jp/taiwanwangskitchen/entry-12742047373.html, (アクセス日:2024年6月4日) ↩︎