【台湾華語】学習書、はじめの1冊。

台湾華語

ゆるゆるの台湾華語学習をはじめて約4か月、12月末についに台湾華語の学習本を手にしました!

というのも、年末に初のオンラインレッスンを受け、発音を覚えてる単語以外はたった2文字でも注音符号(読み仮名)が全くスムーズに読めないということに気づきました😂

次のステップに進まねば!

という感覚になり、より長い単語・文章、そのために文法の学習をはじめることにしました。

この記事では、学習書選びの流れと、購入した書籍のお気に入りポイントをご紹介します。

そもそも「本」か「アプリ」か

私は「本」を読めない人間で、買って満足、棚に並べてオブジェ化してしまうタイプです。

約4ヶ月間、スマホアプリで台湾華語学習を続けてこられたので、

繁体字・注音符号・英語で文法解説のアプリを探してみましたが、見つけられず。

一旦、ピンインやけど繁体字が選べて英語で学べるImmersive Chineseをしばらく使ってみたところ、 文法を学ぶには英語の語彙力が足りてないと感じ、

結局、母語(日本語)で書籍を1冊やりきって基礎固めをしようと思い直しました。

自分に合う学習書探し

探し、と言いつつも、 前から気になっていた本が、

“いま自分がやりたい学習方法”

に合致したので、「本で勉強する」と決めてからは早かったです。

購入した本はこちら。

単語と文法から学ぶ PAPAGO式台湾華語
(著者:PAPAGO遊学村、出版社:アスク出版)

こちらの本には、台湾に行くから現地の言葉を勉強しよう!と決めたしょっぱな、「台湾では何語が話されているのか?」でつまづいてしまったときに出会いました。

本の中で、台湾で話されている言語の社会的背景、台湾の生活や文化にも触れているのがまず好きポイント1です。

また公式サイトでは台湾留学、学習、生活など広く情報発信されてるのも推しポイントで、いろいろひっくるめて、こちらの本を選びました。

今の自分に合いそうな学習本とは

私の学習目的は「現地生活で必要な中文が口から出せるようになる」で、ちょうどこれから「YouTubeを使って生活で使えそうなフレーズを覚える」のをがんばろう!という段階です。

これを進める上で、例文の“丸暗記”だけでなく、単語を入れ替えて活用できるようにある程度文法を理解したいのがまずひとつ。

次に、文法解説の例文でも発音練習をしたい。
さらにここに、お手本音声ありで、注音符号でできる限り正しい発音に気をつけながら練習したいがプラス。

まとめると、これからやりたい自分の学習に合う本は、

  • 文法を解説している
  • 注音符号を使っている
  • 音声データが聞ける

と考えた結果、偶然、前から気になってた本がこれに当てはまったのです。

「台湾華語」という言葉自体が、比較的最近になって広まっているみたいなので、ましてや注音符号で学習できてありがたいな~と思います。

台湾華語の初級文法の全体感をつかみつつ、わからない文法をこの本の中から調べる、みたいに使っていきたいです。

最初の1冊では見送った学習本

自分に合う学習本を探すにあたり、逆に最初の1冊としては除外した本の特徴を挙げておきます。

見送り①: フレーズ集

私がまず最初に覚えたいフレーズは、主にお店など出先で使える文です。

こういう即戦力になるフレーズを集めた本もいくつもあり、とても魅力的でしたが、

あくまで「口元が見える動画を使ってやりたい!」という強い希望があり、フレーズ本は一旦候補から外しました。

ただ動画だけでは、覚えられるフレーズが限られているので、いずれはフレーズ本の購入も視野に入れています!

<追記(2024年3月29日)>

<音声DL>旅の台湾華語 伝わる会話&フレーズブック』を購入しました。

台湾暮らしで使うフレーズの学習がんばります!

見送り②:単語帳

現状、知ってる単語があまりにも少なすぎて、話せない&聞こえない状態なので、単語は覚えないといけない自覚アリ。

ですが、受験期に単語を山程覚えたけど英語がしゃべれない確かな経験があるので、 まずは、買った本に出てくる単語を、“例文ごと使えるようになる”のを優先して進めてみることとします。

見送り③:中国語(普通話)の学習書

台湾華語について調べはじめてから、台湾の中文と、中国大陸の普通話や広東語などでは、
発音や単語・文法に共通点と相違点があることを知りました。
自分では判別ができないこと、覚え直すのが大変そうなことから、
基礎固めに使う最初の1冊は、台湾華語に特化した学習書を選ぶことにしました。

Twitterのタイムラインでは日々魅力的な中文学習者向け書籍の紹介を見かけるので、少しずつ手持ちを増やしていきたいです

私がこの本のすきなポイント3つ

私がこの本でがんばろう!と思った好きポイントを3つ紹介します。

1. 発音もしっかりと学べる

このPAPAGO式台湾華語は「単語と文法から学ぶ」と表題にありますが、「発音」にも約10ページが割かれています。

私はあれやこれやと手広く動画やWebサイトを見ているので、広く浅く知識の断片が点在していますが、

動画やサイトによって触れられていたり、いなかったりするような内容が、どれもここには載っている気がします。(初学者レベルの私の感覚ですが🙇‍♀)

これまた私の感覚ですが、 第三声の最後が上がらないことや、子音母音の発音、変則的な注音・ピンインの発音などを細かく詳しく説明してくれていて、 現地台湾で台湾華語を声に出して使えるようになることを想定しているように感じるのも好きポイントです。

本と動画を組み合わせて、発音練習も続けていこうと思います。

2. 「基本文型の表」が見やすい

文法の点では、基本文型の「表」がとてもみやすいです。

中文は空白(スペース)がなく漢字がズラズラと並ぶと結構難易度が高く、

どこが動詞?副詞!?!?

となりますが、例えば、否定や疑問も表にすると、心理的ハードルが下がります。

以下は、「形容詞述語文」を学ぶ章の表のイメージです。(注音符号、ピンイン、日本語訳、装飾を省略)

主語述語
時間詞副詞形容詞“嗎”
台灣的芒果ㄊㄞˊㄨㄢㄉㄜ˙ㄇㄤˊㄍㄨㄛˇㄏㄣˇ好吃ㄏㄠˇㄔ肯定文
táiwān de mángguǒhěnhǎochī
台湾のマンゴーは おいしい
高雄ㄍㄠㄒㄩㄥˊㄅㄨˋㄌㄥˇ否定文
Gāoxiónglěng
高雄は 寒くない
ㄋㄧˇ下午ㄒㄧㄚˋㄨˇㄇㄤˊㄇㄚ˙疑問文
xiàwǔmáng
あなたは 午後は忙しいですか
(出典:『単語と文法から学ぶ PAPAGO式台湾華語』p.65から一部省略して表を作成)

※ブログの表記に制限があるため、上記の表では注音符号が例文の上に表記しています。書籍では繁体字の一般的な表記通り、右側に表記されています。

書籍のレイアウトはもっと見やすいので、ぜひ、公式サイト等で見本をみてください。

3. 音声が無料ダウンロードできる

とにかく口から中文が出るようになりたいので、音声付きが絶対条件だったんですが、こちらは音声を無料で聞くことができます。

専用アプリではなく、Spotifyで聞けるので、自分でプレイリストを作ったり、オフライン再生も可能です。

さらに音声ファイルがダウンロードできるので、 自分が使いやすいアプリで発音練習できるのがすごく助かってます。

発音練習におすすめな音楽再生アプリAudipro

音楽再生アプリ「Audipro」を紹介します。

Audiproの特徴
  • 例文ごとのループ再生
  • 例文ごとの早戻し・早送り
  • 再生速度の詳細な設定

など、発音練習やディクテーションをする際にほしい機能が詰まっています。

はじめに区切り位置の設定が必要ですが、初回だけでOKです。

私は1つの例文をリピート再生しながら文法・語句を調べて、文章の意味が取れた状態で再度音声を聞いたら次の例文、という風に使っています。

有料版もありますが、無料版で使っています○

Audipo 〜倍速再生、耳コピ、リスニングに〜

Audipo 〜倍速再生、耳コピ、リスニングに〜

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以上が、私がこの本でがんばろうと思ったポイント3つでした。

おわりに

年末にオンラインレッスンを受け、やっと文法学習をはじめようと決めてすぐに、自分の学習志向/嗜好にマッチする学習本を見つけられて幸先が良いです☺️

さっそくこの本でリスニング学習にチャレンジしてみたので、まとめた記事も準備中です。

<追記 2024年3月29日>

こちらの本を手にしてから1か月、どのように学習を進めたかをまとめた記事を書きました。

本を活用して、引き継ぎ台湾華語学習を続けていきます。

中文学習、ジャケ買いしたいほどかわいい本など、素敵な本がたくさん…