2026年3月、台北でTOCFLの預試(パイロット試験)を受けました。
2か月後に本試験の受験予定のため、TOCFL自体が初めてでしたが、
結論、本番前に一度は受けておいてよかったです!
この記事では、試験の流れや注意点など、受験前に自分が不安だった点がわかるような内容をまとめてみました。
預試(パイロット試験)の特徴
TOCFLの本試験では、多くの人はリスニング・リーディングを級を指定しないCAT形式で受験します。
受験料は2,000元です。
一方、預試(パイロット試験)の特徴は以下の通りです。
200元で本番環境を体験できるので、本試験前のお試しにはぴったりだと思い、今回受験しました。
【会場到着から入室】身分証(原本)を忘れたらアウト
試験前日、TOCFL事務局から「【考場通知】」から始まる件名のメールで、受験時間・会場に加え、試験の注意事項についての案内が届きます。
中文と英語のみのメールですが、メールの内容をしっかり理解しておきましょう。
当日、会場での説明もすべて中文と英語のみですが、メールの内容がわかっていればあまり焦らずに済みます。
【最重要】身分証明書は「原本」が必須。忘れたら受験不可
身分証明書(居留証orパスポート)の原本が必須です。コピー不可。
持っていなければ受験不可で、その場合返金もされません。
家を出る前によくよく確認しましょう。
【試験開始30分前】会場到着時にやるべきこと
掲示板で「座席番号」を確認
メールの注意事項に従い、試験開始30分前には会場に到着。
まずは掲示板に貼られた受験者リストで自分の氏名と座席番号を確認し、教室の前のベンチで待機しました。
水分補給・お手洗いを済ませる
入室後は水分補給不可なので、先に水分を採ってお手洗いも済ませましょう。
【試験開始10分前】入室前の注意事項
受験部屋へは試験監督に呼ばれるまで入れません。
試験開始約10分前に試験室の番号が呼ばれ列に並びます。
入室前の注意事項は中文と英語のみ
列に並ぶと、監督官がスピーカーで注意事項を流します。
中文と英語しか流れないので、私はTOCFL B1(進階級)ギリギリのレベルのため、正直、事前のメールで内容を把握していなければ理解が追いつかなかったと思います。
ここで「何を言っているかわからない」となると、焦りにつながってしまいかねないので、事前のメールチェックがマストです。
荷物はすべてカバンへ入れて一か所へまとめられる
さらに口頭(中文)で、ポケットのスマホや、手持ちのペットボトルの水も厳禁、すべてカバンにしまうよう指示されました。
カバンは座席まで持って行けず、入室後に入り口横に置きます。
床置きだったので、気になる方は事前にビニール袋に入れておくと良いかもしれません。
【着席後】本人確認と注意事項
入出後は指定の座席に座ります。
座席には氏名・ログイン情報が書かれた用紙とペンが置かれています。
この用紙は試験中のメモ用紙を兼ねていて、これ以外の筆記用具の持ち込みは認められていません。
氏名登録の修正について指示される場合も
本人確認では複数名の試験監督が確認しに回ります。
このとき、氏名をローマ字だけで登録していたところ(漢字は必須項目ではないため)、「本番の試験を受ける場合は、TOCFLにメールで連絡して漢字の氏名も登録するように」と指示がありました。
私以外にも何名か同じような対応を受けていたので、これから試験を受ける人は漢字も登録しましょう。
入室後の注意事項は中文と英語のみ
入室後にさらに注意事項が流されますが、同様に中文と英語のみです。
さらに口頭で、「何かあれば挙手して質問できるが、対応は中文のみ」と説明されました。(私の聞き取りが正しければ)
TOCFLの事前案内メールになかった内容の聞き取りにはハラハラでした・・・。
ログインした人から順次スタート
すべての確認が終わると、ヘッドホンを装着し、用紙に書かれたアカウントでログインしたら試験のスタートです。
受験者ごとに始めるタイミングがずれるため、バラバラにヘッドホンから音漏れが聞こえてきます。焦らず自分のペースで進めましょう。
【試験中】自宅模試とはちがう試験の環境
自宅で模擬試験を解く際に、あえてデスクでYouTubeを流し、静かすぎない環境で事前対策をしていました。
しかし、実際の試験会場での要因は想像以上に多く、集中力が維持できないことが一番の課題になりました
ヘッドホンの音漏れ
試験開始後、ヘッドホンから爆音が流れ驚きました。最初は模試と同じ操作説明だったので、次回は音量を確認してから装着しようと思います。
また今回の会場のヘッドホンは耳を覆うタイプではなく、試験中ずっと周りから音漏れが聞こえる状態でした。
試験監督の見回り頻度が高い
想定外だったのが、試験監督の見回りの人数と多さと頻度の高さです。
もちろん不正をしているわけではないのですが、頻繁に人が通ることに何よりも気が散ってしまいました。
しかも試験中に欠席者の座席を片づけたりするのにも集中力を削られ、結局、苦手なリスニングの半分くらいまでは何も頭に入ってきませんでした。
自分がこんなに集中できないと予期していなかったため、とても動揺してしましました。
周りの受験者の当たりはずれは運次第
他の受験者が、ずっとマウスをダブルクリックしていたり、タバコくさかったり、自分で対処できない問題もありました。
冷房の効いた試験室での防寒対策
私は冷えやすい体質のため防寒対策をして臨みました。最高気温が25℃程度でしたが、ヒートテック、貼るカイロ、長袖2枚に薄手のアウターのまま試験を受けました。
教室がひんやりしてたので、脱ぎ着できる上着があると安心だと思います。
【試験終了】結果の確認と退出時のルール
試験は任意のタイミングで退室可能
TOCFLは本試験・パイロット試験ともに、リーディングパート以降は任意のタイミングで試験を終了し、退室することができます。
私は時間いっぱいまで見直しに使いましたが、退出時はすでに9割近い受験者が退出済みでした。
試験結果はメモ必須
試験終了後、画面上に「合否」とリーディング・リスニングごとの「点数」が表示されます。
公式のマイページに反映されるのが20日後以降になるため、私は試験会場を出て急いでスマホの電源を入れ、忘れないよう結果をメモしました。
メモ用紙の回収(持ち帰り厳禁)
メモ用紙は終了時に入り口の試験監督に渡します。
持ち帰り厳禁で返却しなかった場合、試験は無効となります。
おわりに:預試の失敗を本番に繋げる
今回、目標としている「進階級 Level3」に合格点に届く結果となりました。
聽力 51/80点 → 進階級Level 3
(46点以上で進階級、61点以上で高階級)
閱讀 74/80点 → 高階級Level 4
(48点以上で進階級、64点以上で高階級)
しかし、あまりに集中力が低くてショックという印象が濃いです。
リスニングパートでは、訳が分からないまま解いた問題が半分近く、合格点に達してはいるものの手ごたえがなく、決して自信につながる結果ではありませんでした。
ただリーディングパートに関しては、落ち着いて回答できた上で模擬試験の点数とも乖離がなかったので、安定感が確認できたことが収穫となりました。
何より今回の受験で強く思ったのは「これがパイロット試験でよかった!」ということです。
試験会場の環境で受ける影響と自分の現在の実力を知ることができました。
ちなみに参加賞としてペンをいただきました。
本試験は2か月後に受験予定なので、単語帳を続けながら、リスニング対策を中心に準備を進めていきます。

