【台湾駐在】賃貸チェックリスト19|日本と何が違う?物件探しの注意点

海外赴任

台湾への海外赴任で特に不安が大きかったことのひとつが「家探し」でした。

本記事では、台湾ならではの条件を踏まえた物件探しのチェックポイントをまとめました。

物件探しの条件

物件探しでは、以下の条件のみに絞り、なるべく選択肢が広がるようにしました。

  • 通勤の交通の便が良い路線沿い 【最優先
  • 家具・家電付き(一部自費購入はOK)
  • 1階など超低層階は不可(ゴキブリ対策)
  • 物件内にゴミ捨て場付き

台湾の賃貸チェックポイント

「夫婦2人・台北」の我が家の、内見でのチェックポイントをまとめました。

家全体(清潔・湿気・日当たり)

✅ 現状の使用状況

台湾では通常は入居前に業者クリーニングが入らないため1、もし現状のままで入居することになっても問題ないか確認しましょう。

✅ 湿気・カビ臭・下水臭

前述の通り入居前クリーニングが入りません。ひどいカビ、また個人で解消するのが難しい下水の臭いなどの問題がある場合は避けた方が無難です。

✅ 日当たり・風通し

台北は年間を通して雨・曇りの日が多いです。

今の家はリビングの窓が大きく陽当たりが良いですが、それでも電気を付けないと薄暗い日も多いです。

キッチン・水回り

✅ キッチン(シンク・コンロ・作業スペース)

台湾では外食・持ち帰り文化が盛んなためなのか、家族用物件でもコンロ・シンクが狭い物件も多くあります。

✅ 浄水(浄水器・ウォーターサーバー)

台湾では水道水は基本的に飲めないため2、ビルトイン浄水器の有無を確認しましょう。

無い場合は、ウォーターサーバーの設置・ポット型浄水器(ブリタなど)の購入を検討しましょう。

水回り(トイレ・浴室・洗面)

✅ カビの程度(天井・目地・排水口周り)

前述の通り入居前クリーニングが入りません。自身で清掃できそうか確認しましょう。

✅ 浴槽の有無

台湾では浴槽がなく、シャワーのみの物件が多いです。

浴槽が必須の場合、条件に加える必要があります。

ただし物件数がかなり限られるそうなので、簡易的に設置できる浴槽を検討してもよいかもしれません。

🔍「泡澡桶」で検索

✅ シャワールームの仕切り(ガラス扉/カーテン)

(画像:生成AI Geminiで作成)
(画像:生成AI Geminiで作成)

台湾はおそらくほとんどの物件が、ホテルのようにトイレとシャワーが同じ空間にあります

シャワーブースはガラス扉カーテンで仕切ります。

カーテンの場合、台湾は湿度が高くカビやすいため、頻繁に交換が必要な可能性も念頭に置いておきましょう。

✅ シャワーの水圧

物件によっては加圧モーターを置いている場合があります。

洗濯

✅ 乾燥機

台北は湿度が高く、曇りや雨の日も多く、洗濯物が乾きづらいので乾燥機を重宝します。

乾燥機がない場合、除湿器があると洗濯物の乾燥・部屋の除湿の両方で活用できるので購入をおすすめします。

✅ 洗濯機の設置場所

(画像:生成AI Geminiで作成)
(画像:生成AI Geminiで作成)

台湾では「陽台」というベランダに置くことが多いです。

陽台は日本のベランダに近いものと、壁に囲われているものがあります。

雨風が入ってくる場合、カバーの付け外しの手間や故障・汚れも念頭に置いておきます。

✅ エアコン(冷暖房機能)

暖かいイメージがある台湾も、台北市は冬には気温が1桁代になり、暖房がないと普通に寒いです。

エアコンが冷房だけでなく、暖房も使用できるか確認しましょう。

✅ ネット環境

オンラインゲームが趣味の方は高速インターネットの利用・契約が可能かも確認が重要です。

✅ 荷物受け取り(管理人・守衛室)

台湾も日本のAmazonのようなネットショップが盛んで便利です。

管理人室があれば、宅配の荷物を受け取ってもらる場合があります。

日中不在が多い方は、24時間対応かも含め確認するとよいでしょう。

✅ ゴミ置き場(清潔さ・管理状況)

(画像:生成AI Geminiで作成)
(画像:生成AI Geminiで作成)

台湾では指定日時に来るゴミ収集車に合わせて住人がゴミを捨てに集まるのが一般的です。

ゴミ捨て場付きのマンションであれば、指定場所に捨てれば回収してもらえます

物件によって様々で、空調で温度管理されたものもあれば、蓋なしゴミ箱が雑然と並んだものもあります。

余談ですが、物件選びでは私の希望はほぼ出しませんでした。それでも台湾に住む不安のトップ3の1つがゴキブリで、絶対にゴミ捨て場が整理された物件がよいとお願いし、内見の際に写真も撮ってもらっていました。

家具・家電(追加コストの有無)

台湾では大家さん負担で家具・家電を買い替えしてもらう相談ができます

実際に入居した物件でトイレのウォッシュレット・除湿器を交換してもらいました。

✅ マットレスの有無

(画像:生成AI Geminiで作成)

ベッドフレームのみの物件もあります。

我が家はマットレス付きでしたが、硬さが合わずベッドパットを追加購入しました

✅ ウォッシュレットの有無

台湾ではウォッシュレットが無い物件も多くあります

夫がウォッシュレット必須派だったのですが、自費購入も視野に、ウォッシュレットは条件には入れずに家探しをしました。ただし、トイレ周りに対応コンセントがないと設置できないので注意です。

✅ 家具のテイスト(妥協できる範囲)

台湾では家具家電付き物件が一般的で、今回見た物件も全て付いていました。

30代半ばともなると日本では趣味で選んだインテリアの家に住んでいたのですが、今回の予算で紹介された物件では簡易的だったり古びた印象の家具が多く感じました・・・

今回はたまたま条件が合って家具も納得できる物件が1件だけ見つけられたのよかったのですが、台湾の物件探しでは、検討すべき条件が日本よりも多く、正直家具で選好みするのは難しいと感じました。

この点をどれくらい妥協するか、話し合っておくとよいかもしれません。

✅ 家電のグレード(買い足しが必要か)

家電は冷蔵庫が小さすぎないかを中心に、エアコン、電子レンジ、洗濯機など古すぎて使い物にならなそうなものがないかチェックしました。

内見チェックポイントまとめ

チェックポイント
  • 現状の使用状況
    汚れがひどくないか(入居時クリーニングは入らないのが一般的)
  • 湿気・カビ臭・下水臭
    個人で解消するのが難しい問題がないか
  • 日当たり
    日当たりは悪すぎないか(台北は雨・曇りの日が多い)
  • キッチン設備
    調理スペース・コンロ・シンクが狭すぎないか
  • 浄水(浄水器・ウォーターサーバー可否)
    ビルトイン浄水器付きか、ウォーターサーバーの導入が可能か
  • カビの程度(天井・目地・排水口周り)
    自分で清掃できないほどカビがひどくないか
  • 浴槽の有無
    浴槽ありかシャワーのみか
  • シャワールームの仕切り
    ガラス扉の仕切りか、カーテンか
  • シャワーの水圧
    弱い場合、加圧モーターの導入は交渉可能か
  • 乾燥機
    乾燥機能付き洗濯機もしくは乾燥機があるか
  • 洗濯機の設置場所
    雨風に晒される配置ではないか
  • エアコン
    冷房だけでなく暖房機能も使えるか
  • インターネット環境
    高速のインターネットが契約可能か
  • 荷物受け取り
    管理人室で荷物の受け取りが可能か
  • ゴミ置き場
    清潔に整頓されているか
  • マットレスの有無
    マットレスを自費で購入しなければいけないか
  • ウォッシュレットの有無
    ウォッシュレット付きか
  • 家具のテイスト
    インテリアのテイストや古さが妥協できるか
  • 家具・家電のグレード
    家具・家電の機能性が悪く、自費での追加購入が多くならないか

以上が物件の比較ポイントでした。

全てを満たす物件を探すのは難しいですが、優先順位・外せない条件を決めて内見・検討することで、スムーズに契約できました。

我が家の家探しから契約までの流れ

夫の海外赴任のため、会社指定の不動産会社経由で家探しをしました。

台湾では、内見から入居までの期間が日本に比べて短く

今回は、内見が入居希望時期から1か月を切っていて、2日間で15件程度内見し、2週間後に入居でした。

家探しから契約までの流れ
  • 赴任する約1か月前:
    仲介業者に希望条件を伝える
  • 赴任後(=台湾への渡航後):
    2日かけて15件程度内見し、3日目に契約 
    ※夫は先に渡航しホテル滞在(私は日本からリモート内見)
  • 契約の約2週間後: 
    入居

日本の物件退去日は決まっているのに、台湾の住まいが決まっていないという状況にかなりハラハラしました・・・

内見方法

夫のみ先に渡航していたため、夫が仲介業者と内見に回りました。

私は遅れて渡航予定・まだ日本に残っていたため、スマホのビデオ通話でリモート内見をしました。

物件ごとにLINEアルバムを作って写真を登録するのが便利でした。

また不動産会社から渡される物件資料には、正確な住所が明記されていないことが多いです。あとから最寄り駅の距離が調べられるよう、Googleマップで位置情報を保存しておくのもおすすめです。

居住エリアの決め方 

台湾には過去3回来たことがありましたが、居住エリアは全くイメージがありませんでした。

今回の家探しで重視したのは、

  • 通勤に便利な駅
  • 同僚が多く住んでいる=利便性で問題のないエリア

この2つのみ。

最終的に、会社の同僚の方が多く住んでいるエリアに決まりました

実際に台湾に住んでからは、台北市内の主要エリアであれば、地下鉄・バス・いざとなればタクシーも日本に比べて安価なので、生活用品も困らず入手でき、どこでも生活しやすそうだと感じます。

台北市内であれば、夫の会社に限らず日本人は、お子さんがいる家庭は天母エリア、それ以外は中山近辺・大安が多いそうです。

ただ最近はお子さんがいる家庭でもバス通学ができるので中山近辺に住む方も増えているという話を耳にしたので、直近の状況は会社の方に相談するのがよさそうです。

一か所印象に残っているのは、圓山駅は大きな公園があり住みやすそうと思いきや、飛行機の往来が多く音が大きすぎるので住むのは大変そうだと感じました。

事前に優先・確認事項を決めておくのがベター

台湾赴任で家探しは特に不安が大きい要素のひとつでした。

特に日本ではわざわざ気にしないことも検討事項になるため、事前に調べておいて良かったです。

限られた選択肢の中で、優先順位や確認すべき点を明確にしたおかげで、安心できる住まいを見つけることができました。

これから家探しをされる方の参考になれば幸いです。

  • 脚注
  1. “入居前に掃除(室内クリーニング)はするのでしょうか?
    通常内見の際の状況で引渡しになります。掃除を依頼する事はできますが、家主が自分で対処する場合が多くあまり期待はできません。入居後にご自身で掃除される方が多いようです。” “不動産事情に関する質問”. エイブル台湾店. (https://www.able-nw.com/taiwan/guide/faq/), (アクセス日:2024年12月6日) ↩︎
  2. “結論から言うと、台湾の水道水は「飲めません」。
    人によって飲んでも問題ないという人もいるのですが、基本的には水道水をそのまま飲用するのはやめておいたほうがいいです。”、“台湾の水道について~水道代は?水道水の安全性は大丈夫??~”. 台Biz〜台湾進出ガイド〜. (https://taiwan-biz.net/culture/948.html), (アクセス日:2024年12月11日)
    “結論は、「台湾の水道水は飲んでもいいけど、自分の住んでいる建物の衛生管理によるリスクもあるので、やはり飲まない方が無難」ということになります。”、“台北の不動産習慣”. PAPAGOお部屋探し支援室. (https://papago-taiwanheya.com/column/detail/7), (アクセス日:2024年12月11日) ↩︎
\ 海外赴任準備のチェックリスト /